鬼の三味線
こんにちは!
大津絵の鬼を切り絵で作りました
大津絵の鬼について
鬼は天つ神に対する邪神のこと
恐ろしい姿の物の怪で
良く昔話で登場する
角が2本の赤鬼(気が強い)
角が1本の青鬼(気が弱い)
大津絵に登場するのは二本角の赤鬼 で
気が強く 陰陽道の影響かな?
人の姿に、牛の二本角、
虎の牙を生やし
裸で虎の皮のふんどしを
締めていています
大津絵に登場する鬼は、
「風刺画」で人の愚かさや邪悪さです
「鬼=雷」が人々に畏れをもって
膾炙して、その怖い鬼が滑稽な姿を演じ
大津絵の鬼が面白く描かれたので
当時の旅人は人気がある鬼の絵を
お土産に買ったと言われてます
鬼の寒念仏絵が一番で
鬼の寒念仏絵作品
ブログで紹介しています
次に鬼の三味線です
鬼の三味線作品紹介
鬼の三味線について
鬼の足は浮世絵に描かれている
瓢箪足似ている
酒と三味線で男を誑かす女の姿です
酒や遊興の類は、
鬼に喰われるように
身を滅ぼし、人間の惰情を
いましめたものです。
酒に酔いうかれて
遊んでいる時は
誰もが鬼が三味線を
弾いてると思わない
戒めの道歌 を紹介
①「目には酒
耳にはやさしき三味の音に
ひかれてさらに鬼と思はず」
②「一口にとりてくふのは目にも見ず
三味線かじる鬼ぞおそろし」
③「聞くままにひかれこそすれ
三味線のおともかもなき
身をしらざれば」
大津絵に登場する鬼はどれも
滑稽で人間臭く、
この三味線をつま弾く鬼も
風流を解す鬼に親近感を
覚える人が多い ので人気がありました
作品について
上半身
顔
全体を切り抜いた所の下から
和紙を貼っています
顔は赤茶色の和紙です
角
茶色の和紙を貼ってます
髪の毛
紫色の和紙を貼りました」
目
黄色の和紙を貼っています
口
牙はグレーの和紙、口の中は赤い和紙
歯はコピー用紙
左側と三味線
腕は赤茶色の和紙
三味線はクリーム色と茶色の和紙
弾く(バチ)はコピー用紙
着ているものはモスグリーンの
ちりめんハギレ布と緑のハギレ
左足
左足は赤茶色の和紙を貼ってます
右側と三味線
三味線を弾いている右手は
赤茶色の和紙貼ってます
着ているものは
モスグリーンちりめんハギレ
三味線の所は茶色の和紙
右足
右足は赤茶色の和紙を貼ってます
ふんどし(下着)
茶色とシルバーのハギレを貼っています
ハガキサイズの作品です
お酒は描いていないです