鬼の行水
こんにちは！
さて藤娘と並んで
人気ある大津絵は『鬼』です
そして鬼は魔除けになると言って
とても人気があります
その中で面白い鬼を紹介します
『鬼の行水』です
目次
鬼の行水について
では下を鋭く見下ろして、
したたかな物に動じない顔つきで
そして微笑みもなく何か企みがありそうです
ともあれ心は鬼のような心のままで全裸で、
表皮だけを洗っている姿です
いりかけん あつかましくも見へにけり
水風呂の湯で 洗う赤鬼
それはそうと鬼も外見が気になるのか
身体を綺麗にしたいようです
しかし身だしなみは、とても大事です
身体の表皮だけじゃなく、
そして心の中も綺麗にして欲しいです。
行水について
さて今年の夏も暑かったです
そして暑い日に 湯または水で、
体の汗やほこりを流し
体を綺麗にすることが一番です
ところが猫もバケツに入って、
気持ち良さそうです
そして宗教的な意味から、
穢(けがれ)をはらうため
水浴をしてこれを禊(みそぎ)と言う
江戸時代以降、一般家庭でもタライなどに
湯や水を入れて沐浴をすることが出来る
それはそうと滝にうたれるのも行水です
今のシャワーも滝のようです
鬼に行水の作品
体
では鬼も全裸の時は、大事な所を
タオルで隠して樽桶に入り
気を使っています
顔
顔も少し恥ずかしそうです
体は肌色の和紙
目とペンダント
目の中と鬼のペンダントは
ゴールドの用紙で
口周り
口の中と樽桶の炎は赤い用紙
歯はコピー用紙
角と牙がグレーの洋服ハギレ
樽桶
樽桶は茶色の洋服ハギレ
背景
背景は中国製の和紙です
樽桶の水は多分熱めのお湯だと思います
心も身体も綺麗になりサッパリとして
お酒でも飲んでリフレッシュして下さい
